インプラント、ブリッジ

歯を失った場合の治療法

歯を失った場合の治療法

歯を失う原因はさまざまですが、お子さまから若い世代はむし歯で、中高年は歯周病が最も多いといわれています。歯を失くしてしまったら、その場所を補う手段を選択しなくてはなりません。 その選択肢は失った歯の本数、患者さまの年齢、かかる費用によりますが、それぞれの特徴をふまえたうえで、失った歯をできるだけ早く補うようにしましょう。 歯を失った場合に取るべき治療法はインプラント、ブリッジ、入れ歯の3種類です。 当院では、患者さまにそれぞれのメリットやデメリットをご説明し、ご理解いただいたうえで、治療を進めています。

加藤デンタルクリニックのインプラント治療

加藤デンタルクリニックのインプラント治療

チタンなどでつくられた人工の歯根を顎の骨に埋め込み、骨と結合させ、それを土台に人工歯のセラミックを被せたインプラントは、機能性、耐久性、審美性を備えた歯として広く普及しつつあります。

より精度の高いインプラント治療を行うための手術に欠かせないサージカルガイドを導入。事前に行う検査を元にインプラントを正確な位置に埋入することで、インプラントの寿命をのばすことにもつながります。インプラントの寿命は、術後のメンテナンス状況にもよりますが、およそ10~15年といわれています。

インプラントは治療の期間と費用がブリッジや入れ歯よりもかかりますが、自分の歯と同じように噛めて食事ができるのは、インプラントだからこそです。インプラントの治療期間は、上顎が約9~11カ月、下顎は約6カ月が目安です。インプラントに必要な顎の骨量が足りない患者さまの場合は、骨量を増やすための骨造成術をおすすめしています。

治療期間

抜歯後3カ月経過観察
→インプラントの土台を入れて上顎の場合4~6カ月
※下顎の場合3カ月以上あける
→インプラントの頭を出して1カ月
→被せる歯の型取りをして1カ月
→歯を被せて完了。
治療後は3カ月に1度のメンテナンスが必要です。

インプラントのメリット

  • 自分の歯と同じように噛める。
  • 自分の歯と変わらない自然な見た目
  • ブリッジや入れ歯のようにほかの歯にダメージを与えない。
  • 入れ歯のような違和感がない。
  • メンテナンスをきちんと行えば長く使える。

インプラントのデメリット

  • 治療期間が長く、費用も高額。
  • ご年配の方で血液さらさらにする薬や骨粗しょう症の薬を飲まれている方の場合、手術ができないケースもあり。
  • 歯周病の方は歯周病の治療をしないとインプラントをできない。
  • 糖尿病や心臓疾患のある方は手術をできない。
  • インプラントに必要な顎の骨量がない場合は、骨造成術をして、手術に十分な骨を増やしてからでないと手術をできない。

インプラント治療の流れ

  • 1カウンセリング・患者さまの口腔内をチェック

    患者さまの既往歴を伺いながら、治療期間や費用など、インプラントについてご説明します。レントゲン撮影後、お口の中全体を検査し、むし歯や歯周病がないことを確認、歯茎の状態をチェックします。問題がなければ、インプラントの治療計画を提案させていただきます。

    カウンセリング・患者さまの口腔内をチェック

  • 2CT検査

    口腔内の神経、血管、骨の位置や状態を確認するためにCT撮影をします。

    CT検査

  • 3コンピューター上でシミュレーションし、サージカルガイドを作製

    CTスキャンしたデータを元にコンピューター上でシミュレーションを繰り返し、インプラントの埋入計画を立てます。そのシミュレーションデータに基づき3Dプリンターで手術に欠かせないサージカルガイド(インプラントをずれずに埋入させるためのマウスピース型の装置)を作製します。

  • 4サージカルガイドを使い、インプラントの手術

    患者さまに体への負担が少ない静脈内鎮静法という麻酔をします。患者さまの口腔内にマウスピース型のサージカルガイドを装着し、歯茎に穴をあけ、インプラントを埋入します。埋め込んだインプラントと骨がしっかりつくまで、下顎の場合3カ月~、上顎の場合4~6月待ちます。

  • 5インプラントの頭を出して休ませる

    埋め込んだインプラントが骨についたことを確認したら、頭の部分を出して、1カ月休ませます。

  • 6インプラントに被せる人工歯の型取り

    人工歯の型取りをして、仮歯、インプラントと人工歯をつなぐ歯の土台、アパットメントを作製します。

  • 7人工歯を被せて完成

    仮歯で噛み合わせの状態を確認できたら、ジルコニアセラミックでつくった人工歯をインプラントに装着します。

  • 8メンテナンス

    インプラント手術終了後は歯のクリーニングを定期的に行い、インプラントの歯を清潔に保つ必要があります。定期的なメンテナンスは3カ月に1度を目安に行ってください。

    メンテナンス

ブリッジ

歯を1本失った場合に選択される治療法が「ブリッジ」です。歯がない部分の両側の歯を支えにして人工歯を取り付けるブリッジは、取り外せない固定式で、今までどおり噛めるのが魅力です。また、インプラントのような外科手術が不要で、治療の時間も費用もかからない点が多くの患者さまに選ばれる理由です。

ただし、ブリッジをするために人工歯を支える両側の歯を削らなくてはならないこと、時間の経過とともに、その両側の歯に負担がかかり、だめになってしまうリスクもあります。ブリッジの寿命は患者さまの年齢や歯のお手入れ状況によって個人差がありますが、およそ7年といわれています。

治療期間と通院回数

■治療期間
約2~3週間(症例によっては1カ月以上かかる場合もあり)
■通院回数
通常3~5回程度
• 1回目:診察・型取り
• 2回目:仮歯の装着・確認
• 3回目以降:調整・最終装着
※患者の歯や歯茎の状態によって回数が増減する場合があります。

ブリッジのメリット

  • 自分の歯と同じように噛める
  • 入れ歯のような違和感がなく、取り外して手入れをする必要がない
  • 見た目も目立たない
  • 治療期間も短く、保険適用でできる
  • インプラントのような外科手術が不要
  • インプラントができない糖尿病、心臓疾患がある患者さまでもできる

ブリッジのデメリット

  • 人工歯を支えるために両側の健康な歯を削らなくてはいけない
  • 将来的に人工歯を支える両側の歯がだめになる可能性がある
  • 両側にブリッジを支える丈夫な歯がないとできない

ブリッジの治療の流れ

  • 1カウンセリング

    カウンセリング

  • 2患者さまにブリッジのメリットやデメリットをご説明。ご理解いただいたうえで、ブリッジに使う歯の②種類(保険の銀、保険外の金や白いセラミック)を選んでいただきます。

    患者さまにブリッジのメリットやデメリットをご説明

  • 3歯のない部分の両側の歯を削ります。

  • 4ブリッジを支える両側の歯に土台をつくります。

  • 5型取りをして、仮歯を入れます。

  • 6型取りの模型を元にブリッジを設計、製作します。

  • 7噛み合わせの確認、調整をして、ブリッジを接着剤で付けて完了です。

入れ歯

入れ歯

失った歯が複数本の場合、歯を補う選択肢に「入れ歯」があげられます。入れ歯には数本だけ補う「部分入れ歯」とすべての歯を補う「総入れ歯」があります。入れ歯と聞くと、付けたときの違和感や見た目への抵抗感などマイナスなイメージを抱きますが、今はさまざまな種類があり、入れ歯とは思えないような快適なものを選ぶことが可能です。保険適用の入れ歯から、患者さまが選べる保険外の入れ歯までご紹介いたします。入れ歯の寿命は患者さまの年齢、入れ歯の素材によって差がありますが、1年から10年といわれています。

料金表

インプラント

土台となるインプラントの手術代に上に被せる歯と合わせて 1本:275,000〜385,000円(税込)

ブリッジ(1本欠損)​

保険 22,000円(税込)
ジルコニア 264,000円(税込)
ジルコボンド 330,000円(税込)

入れ歯

金属床
コバルトクロム床
220,000円(税込)
金属床
チタン床
275,000円(税込)
ノンクラスプデンチャー
<スマイルデンチャー>
110,000円〜165,000円(税込)
インプラント・オーバーデンチャー<インプラント義歯> 総額550,000〜1,650,000円(税込)
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